Sugar Train Locomotive

砂糖鉄道蒸気機関車

「素晴らしい工学技術成就の記憶」

N15  ̊12’6.019” E145  ̊43’12.914

薪を燃料とするこの小さな蒸気機関車は、戦前に島中に存在のあちこちの畑からチャラン・カノアにある精製工場まで砂糖キビを積んだ貨車を牽引するために使われた。広範囲におよぶ島内鉄道(全長約80キロ、島の長辺は20キロ弱)は南洋興発株式会社により数年がかりで建設された。度々凹凸地を横断して進むこの鉄道線は、この砂糖事業の基幹をなすもので素晴らしい工学技術の成就であった。日本の行政時代には個人所有の乗用車はごく少数であったので、島の住人たちは場所から場所への移動にこの貨車によく乗った。長いあいだこの機関車はネービー・ヒルのふもとの元の米海軍の消防署の前に置かれていたが、1962年に現在地に移動された。1950年代にスクラップとして売られることなく、残存した唯一の機関車である。これの運転室は1975年と2013年に修復されているが、他の部分は元々のままである。機関車の後ろについている平台型貨車は砂糖キビ運搬に使われた。