Matsue Statue

松江像

「砂糖王をたたえて」

N15  ̊12’5.468” E145  ̊43’16.256

この実寸よりも大きな立像は、戦前に北マリアナ諸島に精糖産業を確立した松江春次(1876-1959)をたたえて建てられたもの。1920年に松江は島の徹底的な調査を行い、サイパンには砂糖キビ栽培に大いに見込みありと確信した。1922年、彼はNKKまたは南興としてよく知られる南洋興発株式会社を設立。松江の指揮のもと、南興はサイパンに五つの大きな砂糖キビ農場を開設。これらの農場から、島の各所をむすぶ入念に仕込まれた鉄道網をつうじてチャラン・カノアにある南興の近代的な精製工場へと砂糖キビが運び込まれた。南興は、テニアンとロタの両島にも砂糖キビ農場と精製工場を設けた。日本の南洋領における最も成功をおさめた営利事業であった。1930年代なかば迄には、南洋庁の歳入の六割以上を南興が担った。この1934年に序幕された松江像は、砂糖王と呼ばれるようになったこの人物の重要な経済的寄与を認知している。驚くべきことに、破壊的な第二次大戦サイパン戦をわずかな損傷を負ったのみでこの像は残存した。松江像の周囲は現在砂糖王公園と呼ばれている。