今日のパセオ・デ・マリアナスの北側にあるこの神社のような構造物は1935年に建てられ、元々は教育勅語そして天皇・皇后の写真(御真影)が納められていた。奉安殿は1910年代から1945年まで通常日本の小学校に設けられていた。教育勅語は、1890年に明治天皇により与えられたもので、国民一人一人が従うことを期待される道徳上の原則の大綱を述べたものである。重要な学校行事すべてにおいて勅語は読み上げられ又生徒たちにはその内容を勉強し記憶することが求められた。この奉安殿は、その場所のすぐ北側にあった日本人生徒用の小学校のためであった。決めに従って、火災から御真影を守るために鉄製の戸がついたコンクリート製であった。1980年代後半に、新しい商業ビル建設のためにこの構造物は東側に数メートル移動された。